News
ニュース
ロボット群を効率良く制御せよ|競技プログラミングコンテスト「AHC052」で当社エンジニアが3位入賞
INFO
2025.09.01
株式会社 ALGO ARTIS

世界有数の競技プログラミングコンテストサイトであるAtCoder上で開催された「AtCoder Heuristic Contest 052」(AHC052)において、当社プリンシパルアルゴリズムエンジニアの松尾が3位に入賞しました。さらに、井上が6位、梶原が12位、木村が13位と、上位20位に4名のメンバーがランクインする好成績をおさめました。

【コンテストの出題テーマ】

AtCoder Heuristic Contestとは、最適解を求めることが困難な問題に対し、限られた時間で効率よく良い解を見つけることが求められるプログラミングコンテストです。

今回の「AHC052」には世界中から800人以上が参加。単一のコントローラーを用いて10台のロボットを同時に操作し、オフィス全体を効率的にワックスがけすることをテーマとした問題が出題されました。

  • 各ボタンにロボットごとの動作を割り当てる「キーコンフィグ」をどう設計するか
  • 単純に典型アルゴリズムを適用するだけではなく、効率の良いルートについて考察できるか
  • 障害物が存在する中で、そのルートをどのような手法で実現するか

といった点がポイントとなり、参加者たちはそれぞれ独自のアプローチで挑みました。

【入賞者のコメント】

松尾(3位):先日の世界大会AWTF2025で得た反省も踏まえ、効率の良いルートについて考察を深められたのが良かった点かなと思います。終盤抜かれてしまったので、次は優勝を狙います。

井上(6位):序盤に重要なアイディア「ランダム移動+ジグザグ移動」に気がつくことができ、高順位を取ることができました。来年のAWTFに出場できるよう、引き続き頑張りたいです。

梶原(12位):過去のコンテストで学んだ「特定の操作列をひと塊として扱って焼きなます」知見を活用できて嬉しかったです。

木村(13位):ロボットを隙間なくジグザグ移動させることが重要な問題でしたが、焼きなまし法をそのまま使うと整然さが崩れる点が難しかったです。焼きなます過程で徐々に整然さを緩めるという工夫をすることで、上手く解くことができました。

【ALGO ARTISの取り組み】

当社では、技術向上の観点から社員に対して定期的なコンテストへの参加を推奨しております。今後もコンテストを通して得られた知見を実際の問題にフィードバックし、真に現場で使い続けられるAI開発に努めてまいります。

※ 井上はアルバイトとしてALGO ARTISに所属しています

BACK TO ALL
Arrow Blue
Contact us
お問い合わせ
各種ご相談は「お問い合わせ」より随時受け付けています。お気軽にお声がけください。
課題が具体的でなかったり、漠然とした相談であっても構いません。課題の具体化やプロジェクトの進め方、その他ざっくばらんなご相談も含め、業界知識の豊富なコンサルタントがご対応させていただきます。
両者で議論を重ねることで的確な実施判断や、ご提案内容の具体化を進めることができます。
お問い合わせ
Arrow